会津盆地の秋

会津はお盆を過ぎた頃から朝晩の気温が下がるようになって、9月には急に日が短くなったように感じてしまうほど、日が暮れるのが早くなってきます。
しかし今年の夏は酷暑が続いたので、朝晩のひんやりした空気は、仕事をするにはちょうど良いくらい。
もうすっかり秋ですね~。

田んぼの多い会津盆地、9月半ば頃になると黄金色のじゅうたんが広がります。
同じ頃、そばの花も満開。

空気もカラっとしていて、晴れた日はサイコー!です。^^
大工仕事をしていると、そんな季節の変化を肌で感じる毎日。

だからなのか、自分はなんとなく、季節感を感じられる住まいにこだわりたい傾向があるようです。

昔の家は、夏の暑い日でも座敷はひんやりとして涼しく、昼寝も快適でしたよね。
春はぽかぽか陽気が縁側をあたためてくれて、
秋は窓を開けているとさわやかな風が入ってくる。
高気密高断熱が求められる現代でも、そんな家が作れないだろうか。

四季の魅力が豊かな会津に住んでいながら、1年じゅう空調がコントロールされた家というのは、なんとなく寂しいもの。
家の中にいても季節の移り変わりをなんとなく感じられる住まいというのも、大切にしたいです。

高気密高断熱と、風や外の熱・光を取り込むというのはちょっと矛盾した課題ではありますが(^_^;)
バランスよく両立させて、快適+気持ち良い住まいを目指したい!と思っています。