脱衣&洗濯室

寝室の隣には建具無しで洗面脱衣室が接続しています。

脱衣室は洗濯&物干しスペースを兼ねており、洗濯機から直接干せる便利仕様。洋服はハンガーに干し、乾いたらそのまま寝室のオープン収納へ掛けるだけと簡単です。

「とにかく畳みたくねえ」ということで、乾いたタオルや下着類は物干しスペースのすぐ下の引き出しカゴへ投げ入れるとういうワイルドスタイル。(笑)まあ投げ入れるというのは大げさですが、毎日替えるようなタオル類などは、きちんと畳む手間をかける意味も無いので理に適っているかもしれません。

室内干しというと天井吊り下げタイプの物干し金物が定番ですが、耐荷重は最大で16kg、下手な物を選ぶと8kgしかありません。布団などの大物も自宅でガシガシ洗いたい(そのために大きい洗濯機を新調した)Tさんにとっては16kgでは全然足りませんでした。だから、外用の壁付け金物を採用。耐荷重は60kg。めちゃくちゃ頑丈に固定しましたとも、ええ。シーツも一緒に干せるように、補助的に使えるワイヤー式の物干を付けました。耐荷重10kgあるので、普段の物干しとしても充分に役立ってくれます。

右が寝室。脱衣室を通り、トイレ、リビングと続く。
脱衣室使用時はカーテンで目隠し。

洗面台はリクシルの既製品。「水廻りはとにかく掃除をしやすく」が優先なので、部材の境目に汚れが溜まりやすい造作洗面台ではなく、あえて既製品を採用しました。
凹凸の少ない洗面ボウルに、人感センサー付きの自動水栓。上付きの水栓だから根本に水が溜まることがないし、濡れた手でレバーを触ることもありません。さらには歯ブラシやコップ類まで壁掛け(というのかな?)。水滴は洗面ボウルの中へ落ちるので、水溜まりを拭いたりする手間がゼロという徹底ぶりです。

100均で売ってる「貼ってはがせるフック」を使って空中収納。

「明るい水廻り」の希望通り、T邸の脱衣&洗濯室は窓が3枚のとても明るい空間になりました。そのうちの1枚は内倒し式になっており、常に開けておいて、空気の流れを作っています。一定の幅以上は開かないので、開けたまま出かけても防犯・雨の心配が要りません。

特製カーテンレール。位置関係が絶妙。

通常のカーテンレールでは内倒し窓が干渉するので、アームが長いカーテンブラケットの、しかもダブル(レースとドレープ2枚かけられるやつ)にレール1本使い。内倒しに対応できるカーテン類が存在せず、苦肉の策ですが干渉することなく良い位置で付けられたと思います。内倒し窓にきれいに付けられるレールや他のウィンドウトリートメントを作ってくれないかなぁ。