壁と天井の断熱

T邸の壁・天井は、高性能グラスウール断熱材を使うことになりました。

壁は柱の太さと同じ105mm、冬の温めた空気が逃げないように天井は105mmを2枚重ねにします。

毎度のことですが、断熱材の選定には悩みます。あったかい家にしたいという条件はありつつ、壁を厚くしてまで断熱に力を入れるところまでは望んでいないというのが施主さんの見解。ウレタン吹付かグラスウールかな、というところまで絞れてきて、あとは好みで選んでも良いでしょうとなったときにこう言われました。

「先生(←たまに冗談でこう呼ばれることがあるんです(^_^;))、グラスウール入れるの上手なんだよね。だからグラスウールにする。」

グラスウール入れるのうまいよって、自慢しすぎて自分でハードルを上げてしまいました。(笑)
ウレタン吹付は専門業者の施工なので私が施工に関わることはありません。もちろん現場で指示や確認はしますが、仕上がりは施工する会社や施工する人の意識の高さ次第です。
グラスウールは大工の施工になります。これも意識の有る無しによるところがとても大きいです。

「ウレタン吹付屋さんがどれだけ良い施工をしてくれるのかはわからないけど、1日限りで作業が終わってハイ次、っていう人より、こちらの希望を理解してくれてて、こちらもどういう考え方で仕事をしているかわかる人にやってほしい。だからグラスウールを選ぶ。秋山さんに任せておいたら絶対大丈夫って思えるし、住んでても安心感が違うと思うから」

こう言われたら、やらないわけにいかないじゃないですか。

かくして、T邸の壁・天井の断熱はグラスウールに決定した・・・。次回へ続く。