断熱材の選定

T邸の床の断熱は、昨年手がけた現場と同じものを入れました。

「外断熱」とか「基礎断熱」とか、断熱の方法も素材も種類が色々あって、どれが一番良いかというのは一概に言えないのが難しいところ。簡単に言えば「断熱材が切れ目なく居住空間を覆うこと」が最も理想的なので、柱など木材の間に断熱材を入れる充填断熱ではなく、外側から全体を覆う外張り断熱のほうが断熱の欠損が少なくて効率的ではあります。

ただね、やっぱり、コッチのほうがね。(←人差し指と親指でマルを作ってる)

断熱に限ったことじゃないですが、理想的な仕様にしようと思えば、そこに金銭的な条件とのすり合わせが必要になります。あったかい家がいいからといってそこにだけお金をかければいい、というものでもない。家づくりの中で優先したいことを決めて予算を配分し、その中で出来る最良の選択をしていくことが「理想的な家」の完成につながっていくと思います。

で、この充填断熱です。
湯水のごとくお金を使えるならこの断熱方法は選択しないのかもしれません。それでも、「あったかい家にしたい」という要望に応え、かつ予算的に問題なく、出来うる限り快適に近づけられる有効な方法、という条件には充分なものだと思っています。

素材の選定だけでなく、その施工方法もかなり重要になってくるのですが、ついつい力が入って話が長くなるので(笑)また別の機会に(*^^)v