A邸 断熱吹き付け工事

会津の暮らしを快適にするための重要な工事のひとつ。
今日は断熱材の施工日です。

断熱材はいろんな種類がありますが、A邸は外と接する壁の中に充填するウレタンフォームを選定しました。
私はけっこう1個1個のことを細かく考えたいタチなので、気の短い仕事仲間からは「そんな細けえこと考えてないでさっさとやっちまえばいいんだ」とかよく言われますが(笑)、当然、この断熱材を選ぶまでも悩みに悩んでコレと決めました。

理由はいろいろあるんですが、大きくは予算と性能のバランスです。
断熱性能を高くしようと思えば、今の時代、お金をいっぱい出せば当然いいものは沢山あります。いいものを片っ端から採用できればいいですが、予算という大きな決まり事があって、その中でどれを優先したいか、他の希望とのバランスを取りながら最大限に良い家をつくりたい。
そんな果てのない課題の中で出した答え。ウレタンフォームは断熱性能の一定レベルを保てるコストパフォーマンスの高い素材です。また、経年や乾燥によって柱がやせたり動いたりしても柔軟に追従してくれる素材でもあるので、長期間にわたり性能の低下の心配が少ないと判断しました。
夏も冬も快適!と合格点が出ればいいなあ。

ウレタンフォームは、吹き付けて柱や壁に密着させ、発泡することで壁の中をスキマ無く埋めていきます。
この施工、けっこう難しいです。吹き付けが上手じゃないとスキマが出来たり厚みにムラが出来たりします。
当然、それによって断熱性能が落ちるだけでなく、温度差によって結露が起こってカビや腐れの原因になったりする可能性もあります。
防水の時にもうるさく語りましたが(^_^;)とにかく結露・腐れはダメ・ゼッタイ!という意気込み。
施工は専門業者が入りますが、目を光らせて「あれしてこれして」と要望をいろいろ言わせてもらいました。
小うるさいやつと思われても結構!性能が落ちる家にしてしまうくらいなら神経質になってなりすぎることはありませんからね!
しかし小うるさいというよりだいぶうるさいと思われただろうな~(笑)