建て方

先日着工した会津若松市の現場は、4月18日に土台据え、本日より柱や梁を設置。建て方はいよいよ佳境に入っています。

通常、住宅の木工事は1人または2人ですが、建て方の日は特別です。複数の大工で役割分担をしながら作業が必要なので、仲間の大工の手を借り、4~5人程度で行います。
今回は私を含め6人での作業。

やはり頭数がいると効率が違う。夕方にはここまで進みました。明日は夜から雨の予報らしいので、屋根にルーフィング(防水シート)を貼るところまでが目標です。

大工は基本的には一匹狼、住宅の木工事はだいたい1人で一棟やるのが常。2人で組んでやる大工もいますが、私は工期が迫っている時でなければ可能な限り1人で全てをやりきりたい、孤高の職人です。( ー`дー´)キリッ

まあ、そんな一匹狼同士が、建て方の時はこうやって互いの現場の手伝いに入って助け合うわけです。どんなに忙しくても建て方を頼まれれば仲間の現場へ向かう。横の結束は固いことは固いが、いかんせん一匹狼かつ職人気質なんで、あんまり人の指示は聞かない。(笑)

今回は人数も多かったから、現場の仕切りが大変だった・・・。
てんでに自分の判断でやろうとするところを「俺の現場だ!」っつって(いや実際には言わないけど)軌道修正。私が納得いくやり方でやってもらわないと。なにしろ自他ともに認める細かい職人ですからね。